34年連続東大合格者数トップを誇る名門私立中学・高校「開成学園」(東京)。今年も185人が合格した。その学園長兼理事長が今年度、世間の耳目を集めることなく交代した。この人事、同校ＨＰでもまだ公表されていないのだが、前任者に続き、後任者も霞が関トップの財務次官経験者だという。

「前任の武藤敏郎(としろう)元次官(71歳)は、元日銀副総裁で、東京五輪の組織委員会事務総長。かつては日銀総裁の最右翼とされながら、'08年に『天下りだ』と民主党が強く批判したことで候補から外れた苦い経験があります。