宇能鴻一郎「官能小説」傑作選 第十一回〈女装医者(下)〉

[ptitle]
「女装医者」は、1978年に刊行された『脱いで診たいの――看護婦寮日記』に収められた一編。主人公の新米ナースが、アルバイトをしようと都内の病院を訪ねると、看護師に扮した院長から、採用のための「身体ケンサ」をされることになって……。
「そして亀頭(きとう)が少しでも子宮に触れると、とたんに子宮は右へ左へと、グリグリッと、動きはじめる。陽物(ようぶつ)もその刺激にたまりかね、いやが上にも勃起(ぼっき)し怒張(どちょう)する。女の方も身もだえしてすすり泣く……まさに天下にマレな逸品じゃ」



会員の方は