週現『熱討スタジアム』第144回『セーラー服と機関銃』薬師丸ひろ子を語ろう 今週のディープ・ピープル 寺田農×伊地智啓×仙元誠三

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「カ・イ・カ・ン」
マシンガンをぶっ放す少女に
恋をした

独特の話し方と圧倒的な演技力。存在感と透明感が同居する不思議な魅力を持った美少女だった。彼女を見ていると、なぜか自分まで心が洗われる気がした。

本当に血を流して

伊地智:私がプロデューサーを務めた映画『セーラー服と機関銃』(故・相米慎二監督)が公開されたのは1981年でした。配収は約24億円に達し、この年の邦画界で最大のヒット作になりました。

 当時高校2年生の薬師丸ひろ子は、3本目の主演作となったこの映画で、人気女優の座を不動のものとしました。相米監督にとっては、同じく彼女が主演した『翔んだカップル』('80年)に次ぐ2本目の監督作でしたね。

仙元:僕は『セーラー服と機関銃』に撮影監督として参加しました。



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