二宮清純レポート〈特別版〉赤ヘルの「野生児」登場 菊池涼介 広島の時代を作る

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痛烈な当たりに、抜けた! と思う。だが、そこにはこの男の影が。一挙手一投足で球場が沸く、名セカンドのお通りだ。

捕殺記録の1、2、3位は全部オレじゃん!って言いたい

取材・文/二宮清純

打ちたくない気分にさせる守備

 ♪疾風(はやて)のように現れて、疾風のように去っていく〜

 広島のセカンド菊池涼介の神出鬼没の動きを見ていると、つい川内康範が作詞した『月光仮面は誰でしょう』の一節を口ずさんでしまう。


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