世界の知性 フランシス・フクヤマ(『歴史の終わり』著者) 世界の「新しいルール」について話そう

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「世界の知性」に独占インタビュー60分

アメリカの復権、中国の台頭と失速、過激化するイスラム国
この変化の時代に、日本はどこへ向かうべきか

冷戦終結直後、民主主義の優位を宣言してベストセラーとなった『歴史の終わり』の著者が、現代国際社会の難題に答える。傲慢な隣国、中東で燻る紛争の火種―。激動のなか、日本が生き残る術を聞いた。

中国は挫折を経験する

 ここ20年を振り返って、世界に最も大きな変動をもたらしている存在が、中国であることは間違いありません。共産党による一党独裁の大国である中国の台頭が、民主主義と自由な市場経済で反映してきた欧米、東アジア諸国の人々の目に、脅威に映っています。



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