国民的大論争 厚生労働省の女性係長(54歳)が訴えた 「出世できないのは女性差別」を考える

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もし、あなたの部下が同じことを言い出したら…
女性が輝く社会に――。そう謳った安倍総理も、まさか足元から「女性差別」を訴えられるとは思わなかっただろう。彼女の出世が遅いのは差別か、それとも個人の問題か。この裁判は他人事ではない。

まるで「姥捨て山」

 厚生労働省に勤める一人の女性官僚(54歳)の訴えが今、大きな問題となっている。

「私が出世できないのは、女性差別のせいだ」

 そう主張して、国を相手取り668万2030円の賠償金を求める裁判を起こしたのだ。

「女性の活躍」を掲げる安倍政権下で、しかも「性別による格差の解消」を標榜する厚労省の中でいったい何が起こっているのか。



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