「あの『決断』が生死を分けた」 医者が大病を患ったとき 切るべきか、切らざるべきか、あえて放置する手もある

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人は大きな病気にかかった時、困惑し、恐怖し、どうしたらいいか途方に暮れる。それは、医者でも同じこと。だが、医者だからこそ下せた「決断」がある。彼らは、死の淵からいかにして生還したのか。
CASE1脳卒中
命の危険を冒して早期リハビリをした
「病院で会議をしている最中、突然、何かの塊が首の左側を下から上へ、顎を通ってつむじまで、ムクムクと走り上がるのを感じました。直後、体が大きく傾いた。まるで、天地が逆さになったようでした。脳卒中でした」
琉球大学名誉教授でおきなわ健康長寿研究開発センター会長の鈴木信(まこと)医師(80歳)は15年前、病に倒れた。左脳に脳梗塞を起こしたのだ。


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