週現『熱討スタジアム』第91回 大瀧詠一と「はっぴいえんど」を語ろう 今週のディープ・ピープル 小倉エージ×杉真理×湯浅学

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『夢で逢えたら』『君は天然色』『さらばシベリア鉄道』
山下達郎、佐野元春らに影響を与えた
不世出のミュージシャン

「日本ポップス界の父」と呼ばれる男の訃報は多くの人々に衝撃を与えた。けれども、彼が生みだした名曲の数々は、これからも時代を超えて愛され続ける。
なにもかもが新しかった
杉:僕がはじめて「はっぴいえんど」(メンバーは大瀧詠一、細野晴臣、松本隆、鈴木茂)を聴いたのは高校時代。ラジオ番組を通してでした。当時の僕は洋楽ばかり聴いていたんだけど、「日本にもこんなバンドがいるんだ」と驚きましたね。「です・ます調」の歌詞を攻撃的なロックサウンドに乗せたり、変なところで歌詞の文節を切ってメロディに乗せるのが衝撃的だった。

湯浅:俺も「はっぴいえんど」との出会いはラジオ番組。大瀧さん作曲の『はいからはくち』を聴いて、それまでのバンドとあまりに違うので驚きました。



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