「脳がもだえる」セックス 第1部 ジョンズ・ホプキンス大学医学部教授 「快感ホルモン」で、最高の絶頂へ

[ptitle]
60すぎたら、体より頭を使う

「オーガズムは脳内で起こるのであって、股間で起こるものではない」世界最高峰の脳科学者はそう語る。体だけでセックスをしているうちは、まだ幼い。快感の本丸は「脳」にあるのだ。

脳の中が洪水のように……

 私たちの脳には、「快楽センター」があります。

 脳全体の真ん中くらいに位置し、私が「内側前脳(ないそくぜんのう)快感回路」と名づけているものですが、空腹時に物を食べたり、アルコールを飲んだり、コーヒーなどの嗜好品を摂取したり、そして何よりセックスをすると、活性化する部位です。

 この快感回路は恋愛やセックスによって特に強く反応し、その結果、「快感ホルモン」と言ってもよい神経伝達物質・ドーパミンが脳内で放出されて、人間はオーガズムへと導かれます。


会員の方は