「代ゼミ」の誤算 カリスマ経営者が死んだ後に

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公開模試や夏期講習など、少なからずお世話になった人も少なくないだろう。しかし、「予備校の代名詞」だったあの頃の面影はもうない。「われらの代ゼミ」はどこへ向かおうとしているのか。

神道学部卒の「武勇伝」男

「もともと代々木ゼミナールは、創業者でカリスマ経営者である高宮行男さんのワンマン経営によって躍進してきました。高宮さんは国学院大学神道学部を卒業し、東京・永田町の日枝神社などに奉職した後、戦後は材木商などを手掛けた異色の経歴の持ち主です。'57年に代ゼミを始めてからは、予備校後発組ながら、時に過激すぎると批判されるほどの大胆な戦略で一気にのし上がってきた。



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