緊急対談 靖国神社にも「参拝」を強行 申し訳ないけれど… 安倍首相より、昭恵夫人のほうがいいんじゃないの?

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野上忠興×鈴木哲夫

午年の安倍政権は、巳年のツキを使い果たし、支持率急降下は避けられない。これが政局を読むプロ二人が語り尽くした結論だった。それならいっそ、昭恵夫人に「政権交代」してもらっては?
「不安な1年」が始まる
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のがみ・ただおき/1940年東京生まれ。早大卒。共同通信政治部で福田派、安倍派を担当。著書に『気骨 安倍晋三のDNA』『ドキュメント安倍晋三』他がある
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すずき・てつお/1958年福岡生まれ。早大卒。一貫して精力的な政治取材をこなし、日本BS放送報道局長などを経てフリー。近著に『政治報道のカラクリ』がある
野上:安倍政権の1年目を振り返ると、前半はアベノミクスで盛り上がり、7月の参院選にも勝利しました。でも、秋の臨時国会で安倍首相は衣の下に隠していた鎧(よろい)=タカ派体質をむき出しにするかのように特定秘密保護法案を強引に採決に持ち込みました。結果、支持率が軒並み初の50%割れをし、ピーク時から20ポイントもの下落幅を記録しました。

午(うま)年は「草木が極限を過ぎて衰えを見せ始める年」とされていますが、なにやら安倍政権の先行きを暗示しているように思えます。4月の消費増税や集団的自衛権の見直しなど、一筋縄では済まないさまざまな内政・外交課題が待っており、安倍政権にとって「不安な1年」になると見えるからです。



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