殺人「エボラ出血熱」報じられない日本人感染ルート

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体中から血が噴き出し、あっという間に死に至る

致死率9割の最恐ウイルスで、この世の地獄と化したアフリカ。他人事では済まされない。じつはいま、エボラ・パンデミックの脅威が、意外なところからわが国にも忍び寄っているのだ―。

過去最大の感染拡大

 路上に横たわった一人の男性。赤い斑点が全身を覆い、眼、口、鼻、耳、肛門……身体中の孔(あな)という孔から血が流れ出し、地面に血溜まりを作っている。その周囲には十数匹の蠅が飛び回っているが、近づこうとする人間は誰ひとりいない。西アフリカに位置するリベリア。その首都・モンロビアのスラム街、セントポールズ・ブリッジでは、いま、こうした光景が至るところで目撃されている。

「この地域では、エボラ出血熱の患者が複数出ているため、死者が出たらすぐに火葬しなければならない。ですが、エボラの患者が家族に出たとわかれば、隔離施設に送られたり、村八分のような扱いを受けることもあるので、遺族は報告したがりません。結局、遺体を家から引きずり出し、道端に放置してしまっているのです」(現地を取材した英国人記者)


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