住友不動産・熊谷組に「恐怖の欠陥マンション」と認めさせるまで

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住民はこんなに大変だった! 明日は我が身、大手だからと安心できない

謝罪まで11年もかかった

「住友不動産と熊谷組は、私たちが手すりのずれを指摘してから11年経って、ようやく建設ミスがあったことを認めました。それまで、彼らは私たちが何度訴えても『問題ない、マンションは安全だ』と突っぱねてきた。住友不動産と熊谷組に対しては、不信感しかありませんよ」(マンション住民のAさん・40代男性)

 6月7日、神奈川県横浜市のマンション「パークスクエア三ツ沢公園」で欠陥工事が発覚した。建物を支える杭の一部が「支持層」という堅い地盤に届いておらず、L字形につながった2棟のうち1棟が沈下して傾いてしまうという、前代未聞の施工ミスだった。しかし、冒頭のようにこの欠陥は、住民の間で10年以上前から取り沙汰されてきたものだったのだ。


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